GUNの薬 第参話
テロリストのパラソルチョコ

“極悪ゲーム”なんて呼称されるゲームが過去に行われていた事実がある。レギュレーション無しのパワー上げ放題の危険なゲームだ。
しかし..!それすらも人道的に見えてしまうゲームをボク等はやっていた! もはやこれを“サバイバルゲーム”とよんでいいのだろうか?と言う疑問すらわく。
...くれぐれもこれを読んで“そんなゲームも楽しそうやからやってみよう!”などと言い出さない様に!!!


今から思えば素晴らしいフィールドだった。小高く適度の大きさの岩や木を配置し、適度に変化にとんだ山が3つバランスよくあり、その周りには体を遮蔽できる樹木がマバラに生えている。しかも基本的に。平地で地面には砂利がまかれている。
     ― サバゲをやるにはうってつけの場所 ―
勘のいい人ならもうお分かりだろう。人の手が入りまっくた土地「公園」 である!
しかも神社の森の一部を改造した公園である。その中を悪ガキサバゲ−軍団が暴れまくるのだ!
フルオートなんて夢の銃だ単発コッキング!中にはツズミ弾と呼ばれるテルテル坊主状の弾を発射する銃まで交じっている!
ただ撃ち合うだけではつまらん!とバクチクを使用する者まで現れた。文句を言う奴はいない。もっともそんな奴はヘタレだ!やられたらやり返せ! 大日本帝国軍人魂ここに有り!?イヤイヤただのイジッパリだ。そんな状況下でいつしか“バクチク攻撃についての”ルール”が出来た。
その概要は・・・

@ バクチクによる攻撃では“戦死”(原則として)は成立しない

A バクチク攻撃を受けた者が“降参”の意思表示を出せば“戦死”と認められる

・・・以上である。(たった2つかい!)
要するにバクチクは間接攻撃として行われていた。
具体的な使用法は “遮蔽物の後ろ又はブッシュ内にいる敵のイブリ出し”、“敵の戦意を削ぐ”、 “敵の動きをマヒさせる” etc.である。
そうこうしている内にバクチク攻撃もマンネリ化してきた。イヤ、みんな慣れてきたのだ。
至近距離で爆発して耳がキーンー!としても根性で耐えた!それどころか闘争心はメラメラと燃えた!
現実の武器の進化もそうであるが次なる “非人道兵器” がこの時、着々と開発されていた。小麦粉とコショウをブレンドしたモノをバクチクといっしょにティシュで包み、導火線は外に出しておく・・・つまり催涙弾だ! これは強烈だ。
なにせ爆発&コショウなもんだから、至近距離でやられるとくしゃみが止まらない。
頭上で爆発すると、もうバラエティ番組のお笑い芸人状態だ。
粉をかぶった姿を見られた日にゃ、敵・味方双方からの笑い者!これは屈辱だ!
平和な公園をBB弾&ツズミ弾が飛び交い、バクチクの爆発音が鳴り響き、「右からくるぞ!やってまえ!」
「死ね〜!!」 「イタ〜!死んだ!」 など物騒なセリフなんかも飛び交った。
それは文金高島田を着た花嫁さんが横切ろうと、七五三参りの親子連れが通ろうと(注:先にも書いたが神社の一部の公園なのだ)カンケ―なしに。

こんな事をしてたらそりゃ〜アナタ、追い出されるのが予想されるのは至極簡単・・・・。

・・・・今から思えば素晴らしいフィールドだった・・・


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<ひとくちメモ>
 ジオンさん、今度子供の頃の写真見せてください。いったいどんな子供だったんだろう・・・。
しかし毎回題名にあんまり意味がないところが笑えます。パラソルチョコってなんやの!?懐かしいなぁ。バクチクといい、パラソルチョコといい、ジオンさんの文章には20代後半が涙する懐かしい響きの単語が散りばめられてて、思わずノスタルジーに浸ってしまいます。

魔女がパラソルもってきた〜♪ 二人でパラソル食べちゃった〜♪ 魔女はおうちへ帰れない♪ パッパッパラソルチョコレ〜〜ト♪


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